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ラオスについて
東南アジアに残された最後の秘境、ラオス。長年の内戦と鎖国政策によって、近隣諸国の発展から大きく取り残されてしまったラオス。でも、そのおかげで、手付かずの大自然や伝統、風俗などがそのまま残されている。さぁ、この魅力溢れる国、ラオスに、早速旅立ってみようではないか。
ラオスの基本情報
まずは、ラオスがどこにあるのかご存じない方も多いのではないでしょうか。ラオスは、周囲をタイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、中国の5か国に囲まれた東南アジアの内陸国です。日本の本州とほぼ同じ面積に、600万人弱の人々が暮らしています。そして、その人口の80%ほどが農業に従事している後発発展途上国です。また、国土の大半は、標高500m以上の山岳地帯で占められています。ラオスの気候は雨期と乾期に分かれ、5月から11月にかけてが雨期、その後の4月までが乾季となります。
ラオスへの行き方
空路でラオスに入国する場合の玄関口としては、ビエンチャン国際空港、ルアンパバーン国際空港、パークセー国際空港の3か所となります。現在のところ、日本からラオスに就航している直行便はありません。そのために、他国の国際空港を経由してラオスに入国することになりますが、現実的な選択肢としては、ベトナムのハノイ経由とタイのバンコク経由からの選択となります。
目的地をルアンパバーンに限定した場合には、バンコク経由は行きも帰りもバンコクでの当日乗換えができません。(2009年02月現在)タイ旅行も含めて計画されている方々には問題ないかもしれませんが、旅行日数が限られている方々にはハノイ経由の方が便利かもしれません。ハノイ経由の場合には、行きは午前中に成田を出発すると、当日の夜にはルアンパバーンに到着することができます。また、帰りは夕方にルアンパバーンを発ち、翌日の早朝に成田に着くことになります。
区間 便名/機材 出発/到着
  行き   成田 ⇒ ハノイ   VN955/B777     11:00/15:10  
  ハノイ ⇒ ルアンパバーン   VN867/AT7 18:25/19:25
帰り ルアンパバーン ⇒ ハノイ VN866/AT7 16:45/17:45
ハノイ ⇒ 成田 VN954/B777 00:25/06:40
ラオスいろいろ
ラオスを旅してみようと、いざルートや日程などを計画し始めると、なかなか予定の立てにくい国であることが分かります。移動に使うバスやボートは時刻や混み具合などがはっきり分からず、宿もガイドブックやインターネットの情報だけでは実態が分かりません。そのため、概略のプランを立てても、はたしてその通りに行けるのかどうか不安が残ります。
しかし、実際にここに来てみると、ラオスは多少アクセスしにくい反面、国内の移動に関しては非常に旅のし易い国だとも感じています。勿論、日本から一般的なパックツアーに参加して全てお任せの楽チンコースで旅をしようと考えている方々にとっては、決して旅のし易い国とは云えません。ただし、バックパッカースタイルで個人旅行を楽しもうという旅行者には非常に適している国だと思います。以下に、私がそう感じたポイントも含め、ラオスを旅する上で気付いた点をまとめてみます。
(1)外国人旅行者を受け入れている長い歴史がある。
確かに一般的な交通網の整備が遅れているのは事実です。鉄道もありません。また、私の訪れた所では交差点に信号機すらありませんでした。ただし、ここには外国人観光客を受け入れてきた長い歴史があります。私はルアンパバーンとその周辺の村々を見ただけですが、そのどこもが観光産業によってその地域の経済が支えられています。ルアンパバーンの街の中心部は、観光客向けのゲストハウス、旅行代理店、レストラン、土産物屋、ネットカフェなどで成り立っています。街中を歩いている人も、ツアー客も、レストランのお客も、100%と云っても間違いがないほど外国人旅行者で占められています。地元の人々は何らかの形で観光産業にかかわっており、もし外国人旅行者が来なければ、街はまったく成り立たなくなってしまうのは明らかです。そして、その多くの外国人旅行者を受け入れてきた長い経験から、旅行者が旅行し易いシステムが出来上がっています。
(2)安全である。
ラオスは想像していたよりもかなり安全な国です。金銭的には決して裕福な国とは云えませんが、人々は心豊かで穏やかに思えます。ここに来ると、金銭と人の幸福とは必ずしも一致しないということが分かります。思い出してみれば、私が子供の頃の日本も決して裕福ではありませんでした。でも、家にカギをかけなくてもドロボウも入らず、人々には人情があり夢もありました。貧乏でしたが決して不幸ではなかったのです。ラオスの人々も同じように感じます。彼らは貧しくとも心は豊かな人々です。それはここの動物たちを見ても分かります。ルアンパバーンの街でも、ムアンゴイに行っても、飢えている犬はまったく見かけませんでした。みんなお腹いっぱい食べているのでしょう。ルアンパバーンでは、私が日本から持って来た非常食を犬にあげてみましたが、見向きもされませんでした。ムアンゴイの村では、ニワトリと犬が放し飼い状態で同居しています。国民性でしょうか、隣国のタイやベトナムと違い、ラオスの人々は穏やかで控えめです。その点は、日本人に非常に似ています。マーケットで商品を見ていても、しつこく物を売りつけようとすることはありません。
(3)英語が良く通じる。
外国人観光客を長年受け入れてきたからでしょう。観光業に携わっている多くの人が英語を話します。ツクツクの運転手も、ゲストハウスのおばさんも、レストランのウェイトレスも、皆さん上手な英語を話します。日本語はほとんど通じませんが、どこに行っても英語だけで旅ができます。
(4)移動手段や宿泊施設が整備されている。
バックパッカー的な旅に限って云えば、外国人旅行者を受け入れている長い歴史があるために、旅をするための移動手段や宿などの設備がそれなりに整っています。また、ルアンパバーンのような大きな街に限らず、旅の各ポイントには旅行代理店やチケット売り場などがあり、スムーズに旅をすることができます。
旅のスタイルは、間違いなくバックパッカースタイルです。ルアンパバーンの街中で見ていても、観光客の99.9%はバックパッカーです。たま~に、旅行カバンを引きずっている旅行者も見かけましたが、その姿は場違いに思えます。
また、ゲストハウスも移動のバスも予め予約しておく必要はありません。ただし、4月に行われる水かけ祭りだけは相当混むことが予想されるので、その時行くのであれば事前に予約をする必要があるかもしれません。それ以外はまず大丈夫だと思います。もし宿の確保が心配ならば、現地になるべく早い時間に到着するようにします。移動のバスはチケット売り場や旅行代理店などで前日に確認し、必要ならばその時点で予約します。
(5)日本人旅行者はまだ少数
ラオスへ来る旅行者の大部分は、ヨーロッパ人で占められています。ムアンゴイのタムクワーン洞窟に行った時、料金徴収所にノートが置いてあり、入場者が名前と出身国を記入するようになっていました。帰りがけに、ちょっと見せてもらったところ、特にどの国が多いという傾向はなく、出身国はバラバラでしたが、全体的に見ると、約80%以上がヨーロッパ諸国で占められていました。他は、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、タイ等々が見られ、日本人はまだ1%にも満たない程度と感じられました。もしかすると、学生の夏休みなどの時期には日本人の割合もまた違うのかもしれませんが、ルアンパバーンの街を歩いていても、目に付くのは西洋人ばかりで日本人は数えるほどだけでした。
(6)ラオスは寒い?
ガイドブックには、「ボートなどに乗ると寒い」と書いてありました。そのため、多少寒いものとは予想していましたが、東南アジアの国なので、それほどでもないだろうと気楽に考えていました。今回持って来た服は、真夏用のTシャツ3枚、トレーナー1枚、それに薄いウインドーブレーカーだけです。ズボンはカーゴパンツに、何かの時のためと薄手のウインドブレーカーのズボンを持って来ました。私が旅したのは12月末ですが、こちらに着いて予想以上に寒かったのでビックリしてしまいました。ルアンパバーンからノーンキアウに移動した時、ミニバンの窓から吹き込む風がすごく寒かったので、翌日ムアンゴイに向かうボートに乗る時には、靴下を2枚重ね、ズボンも2枚重ね、上着は下着の上にTシャツを2枚重ねにし、その上にトレーナーとウインドブレーカーを着るという重装備で望みました。特に、こちらはラオスの北部になり、おまけに高度も違うためか、ルアンパバーンよりも寒いように感じます。また、今の時期の傾向なのか、夕方と朝方はいつも曇っています。昼近くになり晴れて太陽が出て来ると、今度は途端に暑くなってきて動いていると下着を着ずにTシャツ1枚でもかなり汗をかいてしまいます。1日の中に夏と冬が同居しているような感じです。寒さ対策の服装は、日本の冬の格好をしていてもまったく場違いではありません。事実、現地の人たちはそのような格好をしています。ただ、いくら寒いとは云っても、やはり日本の真冬の寒さとは比べ物にならない程度なので、これを参考に十分な寒さ対策をしてラオスの旅を楽しんでください。
(7)懐中電灯は必需品
ラオスの旅行中、何度か停電に遭遇しました。昔の日本でも良くありましたし、今でもインドなど発展途上国の旅では珍しくないことです。そのために、懐中電灯はいつでも直ぐに取り出せるように常に手元に置いて行動する必要があります。ラオスで最初に停電に遭ったのは、ノーンキアウのレストランで夕食を食べていた時でした。その時は、レストランに小さい非常灯があったのと、自分で持っていた懐中電灯があったので助かりましたが、もし部屋にいて懐中電灯が手元になかったとしたら、あるいは風呂にでも入っていたとしたら、完全に真っ暗で何も見えませんから、どうすることもできずにパニック状態になっていたかもしれません。
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