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ポーランドあれこれ
ポーランドの旅あれこれ
1、ロシア航空について
2、何処を観光するのか
3、治安
4、旅行時期
5、物価
6、言葉

1、アエロフロート・ロシア航空について
以前はあまり名前を聞きませんでしたが、最近急速に目に付くようになってきたアエロフロート・ロシア航空を、今回初めて利用しました。

私がポーランド行きの航空券を探していて、最終的にモスクワ経由のロシア航空を選んだのには、いくつかの理由がありました。

①価格
他の航空会社と比べると、多少価格設定が安くなっているように感じます。

②立地
モスクワは、ヨーロッパと日本の中間に位置しています。ヨーロッパの他のハブ空港を利用した場合には、目的地によってはトランジットしてまた戻って来るような不合理なルートとなってしまうため移動時間に無駄が生じます。今回行ったポーランドの場合には、他の航空会社を利用するとワルシャワには夜中遅くの到着になってしまいますが、ロシア航空を利用するとそれよりも数時間早く到着することができます。

③帰国便の変更
今まで購入していた安売りチケットは、一旦購入するとその後の変更がまったくできないものばかりでした。ところが、今回購入したロシア航空のチケットは、多少の追加料金を支払うだけで便の変更が可能になっていました。便を変更することなど滅多にないのかもしれませんが、簡単に変更できるということは万一の場合に大いに助かります。

ただ、ロシア航空は今まであまり聞いたことがなく、選択肢の中にはまったく入っていませんでした。ロシアという名前自体も、ちょっと引っ掛かります。そのため、「ロシア航空」をインターネットで検索してみると、辛口のコメントが数多く載せられていました。

その辛口コメントの元となったロシア航空の機内サービスとはいったいどのようなものなのか、そして設備面で苦情が多く寄せられていたロシアのハブ空港の実態とはどのようなものなのか、これらについて実際にこの目で確認できるのも今回の旅の楽しみの一つでした。

まずは、評判の悪かった機内サービスですが、実際に利用してみると聞いていたほどではありません。私にとっては、まったく問題のないレベルだと云えます。また、機内でのアルコール類は有料となっていますが、その分運賃が安くなっているのであれば仕方がありません。

トランジットのために着陸したモスクワの空港も、特に聞いていたほどの不満はありません。ただ一つ気になったのが、トランジットなどの手続きのために乗客が列を造り、かなり時間がかかったことです。受付する担当者が少ない上に、早く処理しようという意識自体が薄いように感じられます。日本ではちょっと考えられません。この辺りが、やはりロシア式のサービスと云えるのかもしれません。ただ、それを除けば、今後ヨーロッパ方面へのハブ空港として、利用価値は高いと思われます。

2、何処を観光するのか
旅の楽しみ方は、人それぞれで、大自然、歴史的建造物、風俗、文化、食事等々、いろいろな目的を持って、このポーランドにやって来るものと思います。それでは、ここポーランドで、いったい何が楽しめるのでしょうか。日本発のほとんどのツアーは、ワルシャワとクラクフ、そしてアウシュビッツと岩塩採掘場周辺を回るものばかりだと思います。

今回私は、それに加えて、ポーランドの他の主要な都市を数ヶ所回りました。その経験から正直な感想を云えば、ポーランドには外国人観光客を引き付けるような強力な観光資源が多数あるとは云いにくいように思われます。グダンスクはともかく、他の多くの都市は皆似通っていて、それほどの特徴や個性がないためです。それゆえ、あまり長期の旅行期間が取れないような場合には、やはり通常のツアーのように、ワルシャワとクラクフの2都市を中心に回るだけで良いのかもしれません。

ワルシャワの旧市街市場広場
クラクフのヴァヴェル城
アウシュビッツ強制収容所
ヴィエリチカ岩塩採掘場

3、治安
非常に治安の良い安全な国だと感じています。勿論 常識的な安全対策 は忘れてはいけませんが、旅行中いつでもどこでも不安を感じたことはありませんでした。

また、ポーランドの人々も親切です。道を聞いたり、何かお願いしても、皆さん親切に対応してくれます。

4、旅行時期
個人旅行は、ツアーと違って、暑い中、寒い中、あるいは雨の中と、一日中外を歩き回ることが多くなります。ツアーならば直ぐにバスに逃げ戻ることができますが、個人旅行では逃げる場所がありません。そのため、季節の厳しい時期の旅行は、なるべく避けた方が良いと思います。冬のヨーロッパは航空券が格安になりますが、これはこの時期が旅行に適さず誰も行きたがらないから安いのです。ワルシャワの緯度は、ドイツのベルリンやオランダのアムステルダムとほぼ同じくらいで、日本で考えれば樺太の中央部よりもさらに北に位置しています。冬の札幌の街を一日中歩き回っても苦にならない人なら構わないかもしれませんが、寒風吹き荒ぶ街中を歩き回るのは楽しいとは思えません。また、雨も、暑さも、同様でしょう。それから考えれば、多少航空券や宿代が高くなっても、気候が良く旅が十分に楽しめる時期に行くのがやはり一番だと思います。

それでは、ポーランドには一体いつ行くのが一番良いのでしょうか。元々寒い国ですから、特別の目的がない限り、冬はやめておいた方が良いでしょう。また、ポーランドは、夏ばかりでなく、その前後の気候の良い時期も、かなり短いように思えます。私が旅した8月後半では、到着した当初半そでのTシャツで丁度良い気候だったのに、たった一週間後にはカフェや列車に暖房が入り、冬のジャンバーが必要な気候へと急激に変化していました。気温で考えれば、この辺りの時期がやはり街を歩き回るには一番良さそうですが、残念ながら8月は雨が多い時期にも当たります。ただ、バカンスシーズンが既に過ぎてしまっていたためなのか、ホテルなどは全く混んではいませんでした。これらから考えると、真夏の本当に暑い時期を除いた6月頃から9月頃までが良いのかもしれません。
                  ワルシャワの気温と降水量

5、物価
感覚的には、日本の約半分くらいです。ただ、日本でもそうでしょうけれども、食事代は食べる場所によってかなりの差があります。それでも、他のヨーロッパ諸国のように、食べるのを躊躇してしまうほど高くはなりません。交通費も日本の半額以下だと思います。残念ながら、ホテル代はそれほど安くはありません。私は今回ある程度以上のホテルばかりに泊まっていたので、なおさらそう感じるのかもしれませんが、日本と同等あるいは多少安い程度と思えます。

通貨は ズウォティ(złoty)で、為替レートは 1zł=約30円 程度です。なお、2012年からユーロが導入される予定ですが、ユーロで支払える所はまだほとんどありませんでした。でも、持って行くお金は、やはりユーロが一番だと思います。
ワルシャワの初日に食べた朝食
小さいホットドックと水のセット : 3ズウォッティ(約90円)
クラクフでの昼食
ピザの小を頼みましたが、日本人の感覚ではまったく小さくはありません。
ピザ(小) : 15ズウォティ(約450円)、ビール : 9ズウォティ(約270円)
ワルシャワからグダンスクまでバスで移動しました。
距離は360km、これは丁度東京から名古屋までの距離に匹敵します。
料金は、52ズウォティ(約1500円)でした。

6、言葉は?
できれば、ポーランド語を事前に勉強しておけば良いのでしょうけれども、文法はかなり難しそうですし、隣りのドイツ語などとも全く似ているとは思えません。今更、一からポーランド語を勉強するほどのパワーも時間もありませんので、せいぜい「ありがとう」と「こんにちは」の2語を覚える程度が現実的です。それですら、いざ使おうとしても直ぐには言葉が出て来ませんでしたが・・・。

Dziękuję (ヂェンクゥイェン) = ありがとう
Dzień dobry (ヂェィン ドブリィ) = こんにちは

また、多くの方々にとっても、英語だけでポーランドを旅するのが、現実的な選択肢なのかもしれません。実際にポーランドを旅してみて、前回行ったルーマニアに比べると英語を話す人はそれほど多くはありませんでしたが、旅をするだけならば英語だけで十分です。ホテルは勿論のこと、街中にも英語を話す人たちは周りにたくさんいます。
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